今年もお世話になりました

九国生たちが九州歯科大に行ってきました。

要件は、九国が昔からおこなっている人体解剖見学です。九州歯科大の協力で毎年計画されているもので、医療を志す約40名の九国生が参加しました。

九州歯科大のみなさま、お忙しい中に時間をつくってくださり、ありがとうございました。九国生にとって、とても貴重な経験ができたはずです。

献体された方々にも、心より御礼申し上げます。

 


参加希望者は約40名。学校からバスで移動です。


小倉北区の県立九州歯科大学に到着しました。


参加者は女子生徒のほうが多かったようです。


その後、別室で体操服に着替えて再集合。


どの生徒も、少しだけ緊張していたようです。


今年は1年生(黄色)の参加も目立っていました。


そして、解剖見学の会場へ。本当に貴重な経験でした。


見学後の集合写真。良い進路決定の機会になりました。

 

【ある参加者の感想】

私は体の構造や仕組みについて興味があり、人体解剖見学に参加できたことを嬉しく思います、。正直、見学が始まる直前は少し怖く、不安でした。しかし、九州歯科大学の先生方が、たまにユーモアを交えながらいろいろなことを分かりやすく教えてくださったので、集中して見学することができました。
私にとって、今回の人体解剖見学は衝撃的なことばかりでした。教科書にある図で見たものと、実際に見たのでは違いが大きいと感じました。教科書よりももっと複雑で、神秘的でした。一人一人、臓器の形や大きさが異なっていて、私は体格が違っていても形は同じだと思っていたので驚きました。ご遺体の肺の色が黒かったため、喫煙者だったのかなと思っていたら、私たちも工場や車からの排気ガスで黒くなっていると言われました。私は、たばこを吸っていない人はピンク色だと思っていたけれど、実際に肺がピンク色なのは生まれてきたばかりの赤ちゃんや乳幼児だけだと教わりました。臓器や血管、筋肉、骨などを実際に触れてみて、臓器の重さや、動脈と静脈の感触の違いなどがわかり、教科書にはのっていないことがたくさん吸収できました。
私が今回、このような貴重な体験ができたのは、献体なさった方々がいたからです。今まで多くの人々が身体を提供してくださっているおかげで、医療は少しずつ進化していると思います。そのような方々への感謝の気持ちを忘れてはいけないと思いました。
人体解剖見学を終えて、私はますます興味がわきました。今回学んだことを大切にし、将来の自分につなげたいです。本当にありがとございました。